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アル中ヅラ親父は、果たして実在しているのか? バツイチ披露宴に出席したブロガーのネタにクソリプを送ってみる

サラリーマンブロガーは面白くないって、誰かが書いたことで話題になりましたが、フリーランスブロガーが書けばなんでも面白くなるかといえば、決してそうではないんだなと実感した記事。

読んでいて、バツイチ二人の結婚式に怨嗟の念が感じられるほどでした。

もともと結婚披露宴という特殊空間で、こじつけにも似た言葉による大げさな演出、ムダにもったいぶった料理などは当たり前で、それをあえて楽しみ一生の思い出にしようとするのがデフォなところで、どうして『バツイチだから』と、いちいち難癖つけられているのかが、よくわかりません。

その友人のことが、実は嫌いだったのでしょうか。
2回もご祝儀払うはめになったのかが許せなかったのでしょうか。

新郎新婦紹介はすべてディレクターズ・カット版

基本的に新郎新婦紹介って、乾杯前にやりますよね。
はやく祝杯やって歓談に入るため、新郎新婦紹介で二人の人生を余すことなく語ることはまずありません。

家族構成・学歴・職歴を簡単に説明して、おもしろい趣味・特技があればそれも盛り込む。
あとは新郎新婦二人の出会いや思い出のデートなどを語るのが、大まかな流れだと思います。

バツイチの話だけを特別視して、省略されていると揶揄する意味がわかりません。
人それぞれ人に語れない過去のひとつやふたつやみっつやよっつは持っているのではないでしょうか。

「新郎は就職浪人中に朝まで飲み明かし、職質した警官に殴りかかった前科があり…」
「新婦は学生の頃、隣の席の山田くんを『ちび・デブ・ブタ・キモい死ね』と追い込み、転校に追いやるほどの奔放さを持っていました」
そんな紹介をする披露宴があれば、私もぜひ出席してみたいです。

基本的に、どんな新郎新婦紹介文も進行上、新郎新婦が大枚はたいて挙げるに相応しい理想の式となるよう、あらゆる手が加えられます。
バツイチであろうとなかろうと、すべての新郎新婦紹介はディレクターズ・カット版です。

フランス料理に罪はない

高いご祝儀払ってまで、富士そばや吉牛と同等のものが食べたいのでしょうか。

今の日本で、特にこだわりがなければ結婚披露宴ではだいたいフランス料理が出ると思うのですが。

そしてフランス料理はロティやソテー、ポワレ、アンクルートなど、肉を焼く方法だっていろいろな呼び方があり、日本語に訳すのが難しいです。
横文字が並ぶのは仕方がない。

そしてウェディング業界は、新郎新婦に『特別な一日を』と提案しているわけですから、この仰々しいメニューでいいのです。
メニューが居酒屋で出てきそうな料理の羅列だったら、そっちの方がご祝儀返せって気持ちになりませんかね?

アル中ヅラ親父は、果たして実在しているのか?

そしていよいよMVPと評されている新郎の父親の件です。 ここからFacebookで拡散されたイイハナシ系と同じ臭いがプンプンするのですが、かいつまんで書かれている内容は以下のとおり。

  • 新郎新婦はお互いにバツイチ
  • 新郎の父親はアル中で昔から酒癖がわるかった
  • 披露宴の最中にベロベロに酔っ払い、式の雰囲気をぶち壊した
  • 会場から追い出された父の後を追って話しかけると、実はシラフだったとわかる
  • 「ああいう、やり方しかできなかった」という父に、不器用なお父さんなりの祝福!と評価
  • 「もう帰る」という父を強引に会場に連れ戻した
  • そこにはそんな父親の愛情を見透かしていた新郎が温かく迎え入れる姿
  • 新郎と父親が会場に入った瞬間、父親のヅラがずれていて会場内から大爆笑の声
  • お父さんのおかげで大盛り上がり。良い結婚式となった

まず年季の入ったアル中が酒を我慢できるのか?っていうのと、式の雰囲気をぶち壊しておいて何が祝福だ?という、ツッコミどころ満載なエピソードに辟易なんですが。

バツイチというだけで、結婚披露宴が「不自然」と言い表されていますが、これがこのエントリーを書いた本人だけが感じていただけのように思います。
何か裏付けが取れるようなネタがあれば、サムい下ネタメニューなんて放っておいて喜々として書かれるはずなので、おそらく平和な式だったのでしょう。

そんな式を、新郎の父親が間違った愛情表現で、会場をザワつかせた。
新郎新婦が何ヶ月もかけて計画し、大金をかけて挙げている披露宴でやっていいことではありません。

どこをどうとっても祝福じゃないですし、アル中であることがわかっている時点で披露宴にには呼ばれないか、または親族とスタッフからの厳しい監視の目があって、ちょっとでも怪しい行動をすれば、会場の人にはわからないように速やかに強制退場させられます。

また百歩譲って新郎が気付いて許していたとして、新婦としては溜まったものじゃありません。
さらに新婦側の親族の心のざわつきを想像するだけで暗雲が立ち込めそうです。
「ちょっと向こうのお父さん、ずいぶんと酒癖が悪いみたいだけれど、うちの子、そんな家に嫁いで大丈夫かしら?」ということになると思うのですが。

ここで笑って許せる新郎の脳天気ぶりが信じられませんし、その父親に対して「不器用な祝福!正解!!」と解釈することにも驚きです。
これが許されるなら、「オレ、不器用だから」って言いながら殴ってくるDV男が社会問題になることもなかったでしょう。

また基本的に新郎新婦は主役ですので、ひとりで会場を出入りすることはほとんどありません。
常に新郎新婦専用のスタッフ(アテンダー)が付き添い、ちょっとでも身なりが乱れれば、すぐさま直されます。

特に会場内のゲストから注目を集める場面でのチェックは入念です。
ネクタイは曲がってないか、タキシードの肩の位置はズレてないか、ズボンの裾がシューズから適度に出ているか。

もちろん、隣にいる父親だって厳重チェックです。
もともと要注意人物として追い出された人物。何かあやしい物は持ってないか、顔色は大丈夫かなど隅々までチェックが行き届きます。

ヅラがずれている時点で、即座に鏡の見える位置へと案内されるでしょう。

もし仮にスタッフのチェックが行き届かなかったとします。
そして新郎と二人で会場に入る。そこで会場がザワつくことがあっても、いきなり爆笑状態になることなんてあるのでしょうか。

日本人の空気読む能力はすさまじいものです。
誰かが「お父さん、ズレてる!」とか弄り出すまで、誰もが見なかったふりをするのではないでしょうか。

そして二人の背中を見送っているのに、どうして前髪の異変に気付くことができるのでしょうか。
ツッコミどころが満載過ぎて、このお父さんの存在を疑ってしまうレベルです。

そして文末の「ハロウィンでの活躍にも期待」にも、脈略がなさすぎて意味不明。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、私が伝えたいのは「祝う気ない披露宴には出席するな」っていうことと、「ネタだったとしても完成度が酷すぎます」の2点です。

どうせネタにするなら『バツイチなのにまだ懲りてないの? ぼくが結婚披露宴をあげない理由』とかいうエントリーにして、そこかしこに極論を振りかざしてケンカを売り、結びに「ぼくなら、まず出会いからオリジナリティのあるものにしますね」って婚活サイトのアフィリエイトリンクを貼るぐらいの芸当は見せてほしいものです。

あと、「バツイチBBAがムキになってる。ププー」されそうなので、あえて言いますが、結婚式なんて金の無駄遣いだと思ってます。
そんなお金があれば、海外旅行に行きたい。

ひとそれぞれに幸せのかたち、価値観があるので、否定するつもりもありませんが。